ニコ・ロズベルグ通信 Warning: Unofficia Fan blog. ※ファンによる非公式のブログです。今後は情報より雑感が多くなる予感。

139月/080

ベルギーGPコラム、ロズベグル「周回遅れにされなかったら、最後の三周で雨が降ったときにレインタイヤに変更したことでもっと良い順位に出来ていただろう」

ベルギーGPを12位で終えたロズベルグのコラムです。中嶋一貴は14位でした。予選はそれぞれ15位と19位でした。

"Spa-Francorchamps is one of my favourite circuits, but this year’s Belgian Grand Prix turned out to be a frustrating event for AT&T Williams. Our FW30 lacked grip through the track’s twisty middle sector and the best I could do in the race was 12th place."

[AT&T Williams - Nico's Belgian GP Column]

「スパ・フランコルシャンは僕が大好きなコースの一つだ。けれども、今年のベルギーGPではAT&T Williamsにとってイライラする出来事になってしまった。僕たちのFW30はくねくねとした中間のセクターでグリップに欠け、12位で終えることが僕が出来る精一杯だった」

"Our car performs best on tracks with shallow corners and long braking areas, so we knew before arriving at Spa that the circuit’s high speed sweeps would be a big challenge. We had a few new parts aimed at improving the aerodynamic balance at high speed, but from the start of first practice we knew it was going to be tough to finish in the points."

「僕たちのマシンは、緩やかなカーブや長いブレーキエリアのあるコースで良いパフォーマンスを発揮する。だから、スパに訪れる前から高速で曲線を描くコースは大きな挑戦になるだろうことは分かっていた。僕たちはいくつか高速での空力バランスを改善する目的のための新しいパーツを持っていた。けれども、フリー走行がスタートして、ポイント圏内でレースを終えることは難しくなるだろうことが分かった」

"In qualifying the car was competitive in sectors one and three, the sections with long periods of full throttle, but I struggled through the middle sector and lined up 15th on the grid. Having started fifth at Spa last year, it was disappointing to be so far back. "

「予選では、長い間アクセル全開の区間のある第一セクターと第三セクターでマシンは競争力があった。けれども、中間のセクターで苦戦し、15番手でグリッドに並ぶことになった。去年は5位でスタートしたということを考えると、これだけ後退するのはがっかりした」

"However, one area of car performance where we’ve improved a lot recently is with our starts. I arrived at Spa late because I was doing some practice starts at Silverstone on Thursday morning and this work paid off on Sunday because the track was damp when the race started. I gained two places on the run to Turn 1, despite having a very heavy car because I was on a one-stop strategy."

「けれども、最近僕たちが改良したマシンの性能の一つがスタートに関することだった。木曜日の朝にシルバーストンでいくらかスタートのテストをしたのでスパに到着するのが遅れることになった。そして、この仕事は日曜日に酬われることになった。マシンがスタートするときにはコースが濡れていたからだ。ワンストップ作戦を取っていたためにマシンが非常に重かったにもかかわわらず、僕はターン1に行くまでに2番手上がった」

"All things considered, 12th was about as good as I could have hoped for. Had I not been a lap down, I might have benefitted more from switching to wet weather tyres when the rain came three laps from the end. Nick Heidfeld stopped at the same time as me and with the extra lap at his disposal he was able to move up from eighth to third by the flag, which was pretty amazing."

「考慮されるべきは、12位というのは僕が望むことが出来た順位とほぼ同じだということだ。周回遅れにされなかったら、最後の三周で雨が降ったときにレインタイヤに変更したことでもっと良い順位に出来ていただろう。僕と同じタイミングでピットストップし、僕より一周多く使えたニック・ハイドフェルド(BMW)はチェッカーフラッグまでに8位から3位に順位を上げた。とても驚くべきことだ」

"We now head to Monza for the Italian Grand Prix. We had a very good test there two weeks ago and I expect the car to be more competitive there than it was in Belgium. It would be doubly great to get a good result there because it’s the team’s 500th race."

「僕は今イタリアGPのためにモンツァに向かっている。僕たちは二週間前にモンツァで良いテストを行うことが出来た。僕はベルギーよりモンツァでマシンは競争力があるだろうと予想している。モンツァで良い成績を収められたら二重に素晴らしいだろう。チームの500回目のレースだからね」

"I was asked recently to name a car from AT&T Williams’ history that I would most like to have driven. That’s easy for me to answer: it would be the 1986 FW11. It had the massively powerful Honda turbo engine and I would have Nelson Piquet as my team-mate. That would be a fun!"

「僕は最近AT&T Williamsの歴史で一番ドライブしてみたいマシンは何かという質問をされた。答えるのは簡単だった。1986年のFW11だよ。とてつもなくパワプルなホンダターボエンジンで、ネルソンピケがチームメイトなんだ。楽しいと思う」

"I’ll catch up with you all again soon, Nico"

「また、すぐにみんなに会えるよ!ニコ」

ニコと学ぶF1英語:

lap down = ラップダウン。周回遅れ。1位のマシンから一周(one lap)遅れること。

" Had I not been a lap down, I might have benefitted more from switching to wet weather tyres when the rain came three laps from the end."

「周回遅れにされなかったら、最後の三周で雨が降ったときにレインタイヤに変更することでもっと良い順位に出来ていただろう」

「Had I not been A、I might have B」は仮定法過去完了(conditional type 3)という奴です。もし知らなかったら、このまま覚えておくと応用範囲が広いです。

簡単に解説すると、「Had I not been A」は「If I had not been A」の略で、「もし○○だったら」と実際に起こったのは逆の事実を仮定して話していることになります。If節の中が過去完了(had 〜)のときがこの「過去の事実に反することを話している」という話し方で、If節は省略して、主語とhadのみを入れ替えた形に出来ます。

で、私の感覚だと、英語では話し言葉ならともかく書き言葉でifなんちゃらと接続詞をわざわざ書くのはあんまりカッコよくないので、ニコはifを使わずに" Had I not been a lap down"と書いてるんだと思います。…もっとも、書いてるのは広報の方で、二コは「If only I had not been a lap down!!」と言っただけのような気もしないではありません。If onlyというのも同じような話し方で「○○さえなかったら!」という意味です。

次の文は「might have」になりますが「could have」や「would have」でもニュアンスは多少違うと思うものの同じ意味になります。mightはmayの過去形で、canやwillの過去形のcould、wouldとつるんで「たぶん」というようなニュアンスを表すときによく用いられます。英語で丁寧さや敬っていることを示すときにはこのへんの助動詞が頻出します。ここでは「だろう」というニュアンスを出すためにあると思われます。

次のhaveは続くBが過去の事実であることを示すためにあります。have 〜edではなく普通に動詞を続けると、現在の事実ということになります。つまり、 I might have benefittedで「僕はたぶん恩恵を受けただろう」という意味になって、I might benefitだと「僕は恩恵を受けているだろう」という意味になります。このときは普通混乱しないようにtodayなどをつけて、 I might have benefitted todayなどとするようです。

参考文献:「英文法・語法のトレーニング(1)」Z

コメント:

「木曜日になってもまだ更新されないなんて、おっかしいなあ」と思っていたら、「Features」というコーナーに移動していました…。騙されました。

ニコもコラムで12位が精一杯だったと書いていましたが、私もそう思ってたのでこの順位はすごく嬉しいです。ニコがドイツGPのコラムでダウンフォースがすごく必要なサーキットか少ないサーキットでないとFW30はダメだと書いていたし、フジテレビ721でも川井一仁さんが「ニコが今年のマシンは空力が全然ダメだって言ってたよ」と述べていて、調査によるとスパはどちらでもないようだったのでもっと悪い順位を想像していたのです。

それもこれも私が和訳したから、とまたまた勝手な解釈をし、連戦ですが頑張って和訳に励んでみました。

事前の「グランプリが開催される週は、本格的なテスト走行が各チーム間の紳士協定で禁止されている。しかし、走行距離を50kmに制限したシェイクダウン作業は許されているのが現状だ。それでもレギュラードライバーであるロズベルグが、グランプリ開幕の前日に自らマシンに乗りこんでシェイクダウンを実施するのは異例。ウィリアムズには公式テストドライバーとしてニコ・ヒュルケンベルグが所属していることを考えると、なおさらだ。」(F1-Live.com-まだスパ入りしていないロズベルグ)という報道もヤキモキしました。

スパはカズキも走ったことがあるし、負けるとヤバイからその対策!?それほどピンチ!?と思いました。だから、カズキに勝てたのも本当に嬉しいです。カズキは予選ではニコに負けることが多いですが決勝は手堅いことが多くて、ドライバーズサーキットと言われるスパで負けたらニコの今後は危ういじゃないかと、これまた勝手に心配していたのです。

次のモンツァは確か低いダウンフォースのサーキットだと思ったので、とても期待しています!

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